タイトル
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初めに開設されたのは、杣口から琴川沿いに源流地帯まで行く杣口森林軌道で、開設は昭和元年とも、二年とも云われている[1,2]。大正十三年、記録に残る限りこの一帯への最初の登山者である吉沢一郎が琴川源流を登ったときに、柳平で「大変広い道を造って居る様だったが何の為かは解らなかった」とし、「道は琴川に沿って付けられてある相だ」と述べており[3]、建設中の軌道の道床を目にしたと思われる。以後の登山者は、線路を歩いたか乗車したか。
【参考文献】
[1]陸地測量部『五万分一地形図 丹波』(昭和四年測量)、昭和七年。
[2]基盤地図情報 数値標高モデル 5mメッシュ(標高)、平成二十九年ダウンロード。
[3]建設省地理調査所『米軍撮影空中写真(1948/09/27)』、昭和二十三年、M1168-160。
[4]国土地理院『空中写真(丹波)MCB724X(1972/05/17)』、昭和四十七年、C4-28。