魚野川北ノ沢【藪径・雪径】
魚野川源流の谷や地形、植生の偵察山行。ヤブの薄いルートを確認した。寺子屋スキー場奥の金山沢ノ頭(地形図の寺子屋峰)を南に下った鞍部から源流部に入った。
● 1950M圏金山沢ノ頭南鞍部~1790M圏T字二股
志賀高原はスキーと登山の端境期のため全索道が休業中のため、麓の住友発哺山寮前から登り、金山沢ノ頭を経て、1950M圏南鞍部に至る。斑模様の残雪がまだギリギリ繋がっていて、あと数日でヤブが頭を擡げそうだ。
2分の下りで、ネマガリダケに埋もれた明確な水流が現れた。しかし大部分は雪の中で、そのまま残雪を下る。
1900M圏まで下ると、4割程度は水流が見えてくるが、沢靴に換えるほどではない。また小さな淵や滝の下り、ヤブも、残雪や流れの浅い部分を使って、登山靴のまま楽に下る。
この下りで地図を紛失してしまい、探したが見つからず、ポツポツ雨が降り始めたこともあり、1790M圏T字二股で下降を中止する。見た感じ、ここからさらに下るなら、沢靴の方がよさそうに見えた。
⌚ฺ 1950M圏金山沢ノ頭南鞍部-(25分)-1790M圏T字二股 [2012.5.28]
● 1790M圏T字二股~1990M圏赤石山北鞍部
二股に着く前に地図を紛失していたので、無難に赤石山近くの登山道に逃げることにした。
初めは明るいナメの渓相で、両岸のいずれかに残る残雪を使って快調に登る。1830M圏二股は、雪で状況がよく分からなかったが、歩きやすそうな左俣に入った。
両岸にヤブが迫ってくるころ残雪が増えてきて、殆どヤブ漕ぎのないまま雪に埋まった谷を登り、難なく赤石山北鞍部の稜線に出た。
詰めの渓相、残雪やヤブの状態を偵察したので、最低限の目的は達成した。
⌚ฺ 1790M圏T字二股-(40分)-1990M圏赤石山北鞍部 [2012.5.28]